極端に冷たいものを食べたとき、頭がキーンとしますよね?
これを西洋の医学書では、「Ice-cream headache」(日本語でアイスクリーム頭痛。そのままです…)と紹介されており、意外と研究を行っている専門家の方が多いです。
今回、アイスクリーム頭痛の原因と症状、仕組み、予防と対処法について、まとめてみましたので、ぜひご覧になってくださいね。
目次
アイスクリーム頭痛の原因と症状
アイスクリーム頭痛の仕組み
アイスクリーム頭痛の予防と対処法
1. アイスクリーム頭痛の原因と症状
冷たいものを急に飲み込むと、数秒後に、こめかみ・側頭部に、頭痛が起こります。
刺すような、脳が凍るような、脈うつ頭痛で、
ひどいときには、数分間も頭痛が続く人がいます。
この痛みがもし数時間も続くとしたら…
考えるだけでも耐えられないはずです。
2. アイスクリーム頭痛の仕組み
アイスクリーム頭痛の仕組みについて、各種の研究結果がありますが、ここでは代表的な2説を紹介します。
下の2説はどちらも正しく、両方が原因となり発生していると考えられています。
目次
①血管膨張説
口腔内(口からのどまでの空洞部分)の温度が急激に低下すると、反射で体温が上昇する。
頭に通じる血管は膨張し、一時的に血流が増大する。
それにより、頭の血管に炎症が発生して、頭痛を引き起こす。
②関連痛説
冷たいものが、のどを通過することにより、のどの三叉神経(さんさしんけい)が刺激される。
このときに発生する伝達信号を脳が勘違いし、関連痛として、頭痛が発生する。
3. アイスクリーム頭痛の予防と対処法
目次
①ゆっくり食べる
一気に食べるのではなく、ゆっくり、口の中で溶かして食べましょう!
…え!?
早く食べないとアイスが溶けちゃうって?
②口の中を温める
冷たいものと一緒に、温かいものを食べて、口内を温めましょう!
温度差のハーモニーが味わえるかも!?
③額を冷やす
アイスノンなど、冷たいものをおでこに当てると、頭痛が止まります。
目には目を。
歯に歯を。
氷には氷を。
コメント