目次
1. ホッカイロの仕組み
鉄が、空気中の酸素と反応して、酸化鉄(水酸化第二鉄)になるとき、熱が出ます。
この化学反応が起こるときに出る熱を有効利用したものが「ホッカイロ」です。
日常の生活の中でも、鉄がさびるときには、熱を出しているのですが、
普通は、ゆっくりと反応が進むので、熱として感じることはありません。
2. ホッカイロを早く温かくする方法
開封したホッカイロに、
酸素を送り込むことで、酸化反応が激しくなり、
カイロの温度も上がっていきます。
①開封したら両手でもむ ~モミモミ~
酸素が、袋の小さな孔(あな)から、中の鉄粉(てっぷん)に供給され、発熱反応が早まります。
でも、破かない程度に。
②素早く振る ~シャカシャカ~
シャカシャカ振ってしまうと、カイロの寿命が短くなってしまうとか。
③カイロに息を吹きかける ~フーフー~
息の中には、およそ20%の酸素が含まれています。
…というよりも、
酸素は、
吸う空気に、およそ21%、
吐く息に、およそ18%なので、
「空気を吹きかける」と言った方がいいのかもしれません(笑)
まとめ
①モミモミ、②シャカシャカは、暖かくなるまでに、5分~10分ほどかかりますが、
③フーフーは、3分程度で温まるようになります。
だけど、あまり吹きすぎないように。
酸素が入りすぎると、カイロが長持ちしにくくなってしまいます。
およそ30秒が目安ですね。
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