刃先が閉じません!
そもそも切れないハサミです(笑)
目次
なぜ、はさみは切れなくなるのか?
はさみの切れ味を復活させよう!
1. なぜ、はさみは切れなくなるのか?
はさみが切れなくなる原因は、
①はさみの汚れ
②はさみの傷
この二つです。
①はさみの汚れ
セロテープやガムテープ、のりなどの粘着剤や、何らかの汚れが付いて、
スムーズに切れなくなっている場合があります。
②はさみの傷
はさみは、使っているうちに、刃に小さな傷がたくさんできてきます。
目には見えにくい、この傷が、はさみの切れ味を悪くしているのです。
2. はさみの切れ味を復活させよう!
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①はさみの汚れを、落とそう!
はさみを洗って、キレイにしてあげましょう。
シンナー、アルコール、ベーキングパウダー(ふくらし粉|重曹、炭酸水素ナトリウム)などを、
ティッシュ、キッチンペーパー、スポンジなどに、染み込ませて、
刃の汚れを、こすって落とします。
- シールはがし
- 消毒液
- マニキュア・ペディキュアを取り除く「除光液」(じょこうえき)
邪道ですが、ハンドクリームなんかも有効です。
②はさみの傷を、修復しよう!
「鍛冶屋」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)
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・アルミを切ろう! ~構成刃先を利用する~
構成刃先(こうせいはさき、built-up edge)とは、
切った対象の一部が、刃先にくっついて、新しい刃となる現象のことです。
これを、はさみの傷を修復することに応用すると、
はさみで、アルミなどの金属を切ることで、はさみの刃の傷が修復されます。
特に、アルミは、
やわらかい金属なので、はさみで切れますし、
融点が低いので(660℃)、はさみで切るときの摩擦で溶けます。
アルミは、摩擦の圧力で、はさみの刃の傷の凹凸に入り込むのです。
アルミホイルを折って、だいたい5枚重ねにするか、
アルミの空き缶の側面を、
10回くらい切れば、OK。
ちなみに、
アルミホイルは、ピンとしたものよりも、クシャッとしたものの方が、効果が高いので、
汚れがひどくなければ、使用済みのものでも十分です。
ですが、あくまでも、付け焼き刃ですので、
いずれは、新しいものに買い替えるか、
自分で研いでみるのもいいかもしれません。
・自分で研ごう! ~あの伝説がよみがえる~
サンドペーパー(紙やすり)、
…できれば、砥石(といし)で、
はさみを鍛えてあげましょう。
シャープな切れ味がよみがえります!
研ぐのは、外側の面で、
重なっている内側の面(擦り合わせの面)は、磨きません。
内側の面を磨くと、隙間ができて、逆に、切れなくなってしまいます。
ちなみに、
「ハサミ研ぎ器」が、100円ショップで売っています。
もちろん、新しいはさみも(笑)
はさみを研ぐのは、ある程度、技術を要するので、
高価なはさみや、大切なはさみは、鍛冶屋(笑)などのプロに研いでもらうことをお勧めします。
あの伝説がよみがえります!
おまけ
子供が使うはさみは、汚れたり、すぐに傷付くので、
はさみを買い替える前に、試してみて下さい。
モノを大切にする心を、子供に教えることができるかもしれません。
また、この方法は、爪切りにも応用できますので、
ぜひ、お試しあれ!
おしまい
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