コンビニエンスストア(ConVenience Store、CVS)の発祥は、アメリカ・テキサス州・オーククリフの小さな氷小売店にあると言われています。
1927年、顧客の求めに応じて、氷を売る売店に食料品や調理器具などの日用品を品揃えし、長時間・ほぼ毎日営業を始め、
1946年に、営業時間が朝7時から夜11時までということにちなんで「セブン-イレブン」(7-Eleven)とその商号を改めます。
日本では、
1971年に、ココストア、北海道のセイコーマート、
1973年に、ファミリーマート、
1974年に、日本のセブン-イレブン、ポプラ、
1975年に、日本のローソン、
1978年に、デイリーヤマザキ、
1979年に、関東のスリーエフ、
1980年に、サークルK、サンクス、ミニストップと、様々なコンビニエンスストアが展開され、
フランチャイズ・チェーン(Franchise Chain、FC)によって、日本全土へと広がりました。
飲食料品や日用雑貨を主体にしているものの、取り扱う品種は非常に多岐に渡り、
また、買い物のほか、
・ATM(現金自動預け払い機)
・公共料金、国民年金、税金、その他の支払い
・コピー、ファックス
・郵便、ゆうパック、宅配便の取り扱い
など、様々なサービスが展開され、
現在では、私たちの生活とは切り離せない存在となっています。
ちなみに、コンビニエンスストアという名称は、
日本では、「便利な店」と一般的に解釈されていますが、
本来は、「日用品を取り扱う店」という意味を持っています。
コンビニの商品構成と納入時期
JFAコンビニエンスストア統計調査月報(2018年3月度)
日本のコンビニエンスストア大手10社が加盟する、日本フランチャイズチェーン協会(Japan Franchise Association、JFA)の統計調査によると、
コンビニの商品構成は、およそ6割が食品で、その多くは昼食時に売れています。
パスタからお寿司と、品数が豊富なのは魅力的ですが、
時間帯によっては、棚が空っぽになっていることもしばしば。
お店側からすれば、入荷した分が完売するのはロスが少なく、メリットが多いでしょうが、
購入する側からすれば、正直、がっかりです。
そこで今回、コンビニの納入時期について調べてみました。
結果は、やはり、コンビニの納入時期は、チェーンや店舗によって異なりますし、配送順によっても開きがあります。
大手3社について、ある程度絞り込むことはできましたが、
よく利用する店舗について、実際に調べてみることをおすすめします。
①日配食品の納入時期
弁当やサンドイッチなどの主食類は、大手チェーンはどこも一日3回納品というのが基本。
朝食、昼食、夕食ないし夜食に合わせているのです。
・ファミリーマート
弁当・パン類:5時、11時、18時
乳製品:1~2時
・ローソン
弁当:6~11時、13~16時、21~3時
乳製品:0~1時
・セブン-イレブン
弁当・おにぎり:9~10時、16~17時、21~23時
オリジナルパン:午後、1~2時
それ以外の菓子パン:早朝、午後
②雑誌・朝刊の納入時期
雑誌は、発売日前日の23時頃、
朝刊は、4時頃が、目安。
例えば、週刊少年ジャンプは、毎週月曜日に発売されますが、前日の日曜日に納品されることが知られています。
ですが、最近は販売する時間が厳しく定められており、0時にならないと売らないコンビニが増えてきています。
お店側からすれば、フライング販売すると、ポス(Point Of Sales、POS、販売時点情報管理)に記録されたデータから販売した時刻が分かるので、早く売った事がバレてしまいます。
融通のきく店長さんなら、早く販売してくれるかもしれませんが(笑)
いずれにしても、0時になると普通に買えますので、書店よりも早く買うことができます。