剥がすのに大変です。
あっちにペタペタ、こっちにペタペタ、背中にペタペタ。
…ある意味、剥がすのに大変です(笑)
目次
1. シールとは
2. シールをキレイに剥がす方法
3. シール跡をキレイにする方法
1. シールとは ~なぜ、シールはくっつくのか?~
シール(seal)とは、糊(のり)の付いた紙やプラスチックフィルムのことです。
普通は、でんぷん糊で、できています。
シールがくっつくのは、分子と分子の間に働く力「分子間力」(ぶんしかんりょく、intermolecular force)によるもので、
シールの糊で、シールと接着面が、より密着して、分子間力が働き、
シールがくっつくと、「張り付いてとれない…」なんてことが起こってしまうのです。
2. シールをキレイに剥がす方法 ~シールを剥がそう!~
目次
①溶剤・界面活性剤
シール剥がしなどの「溶剤」(ようざい|溶媒、ようばい|ソルベント、solvent)、
表面張力を低下させる「界面活性剤」(かいめんかっせいざい|表面活性剤、ひょうめんかっせいざい|surface active agent)で、
「溶質」(ようしつ|solute)、粘着部を溶かして、
シールと接着面の間に、隙間を作り、
シールを剥がしやすくします。
- ティッシュやコットンに、溶剤・界面活性剤を染み込ませ、
- それをシールの上に、ピッタリとくっつけて、
- ラップで覆い、
- しばらく、放置しておくと、
キレイに、剥がせます。
(※シールや溶剤・界面活性剤によって、数秒~1日と、大きな幅があります)
- よく浸透させること、
- 乾かないようにすること、
- 剥がした後は、しっかりと、ふき取ることが、
ポイントです。
溶剤・界面活性剤の種類
- シール剥がし
- 酢
- 灯油
- 歯磨き粉
- ワセリン、クリーム
- シンナー、トルエン
- ベンジン、ライターオイル
- アルコール、香水、化粧水、消毒液、ヘア・スプレー
- ベーキングパウダー(ふくらし粉|重曹、炭酸水素ナトリウム)
- アセトン、マニキュア・ペディキュアを取り除く「除光液」(じょこうえき)
- バター、マーガリン、マヨネーズ、サラダ油、オリーブオイル、ピーナッツバター
- 洗剤、台所用洗剤、洗濯用洗剤、せっけん、ハンドソープ、ボディーソープ、シャンプー
など
ですが、この方法が必ずしもベストであるとは言えないみたいです。
プラスチックやビニールなどの素材を傷めたり、
塗装加工されたものだと、塗装が剥がれてしまう場合がありますし、
紙質など、種類によっては、変色、しみ等が起こることもあります。
②熱
シールを加熱して、シールの粘着性を、低下させます。
飲食店などでは、買ってきた食器を、大きな鍋で煮立てて、消毒と匂い抜きをしますが、
このときに、勝手にシールが剥がれてしまうそうです。
- シールに、アイロンをかける
- シールを、ドライヤーで温める
- 食器に付いているシールは、水で濡らして、電子レンジで温めるなど
何か自分なりに工夫をしてみるといいかもしれません。
ドライヤーを使うときには、様子を見ながら、少しずつ、ゆっくり、剥がしていくといいでしょう。
やり過ぎると、ベタベタに溶けてしまうこともありますので、注意しましょうね。
3. シール跡をキレイにする方法 ~シールを剥がすのに失敗しました…~
シールを剥がすのに失敗すると、
シールかすが、ボロボロ、
シール跡が、ベタベタ。
ですが、心配はいりません。
目次
①溶剤・界面活性剤
シールかす、シール跡に、溶剤・界面活性剤を染み込ませます。
しばらくすると、染み込んだ部分から、徐々に跡形も残さずに取れていきます。
なるべく水っぽい溶剤・界面活性剤の方が、染み込みやすく、取れやすいです。
②ゴシゴシ
シールかすのボロボロを、消しゴムで、ゴシゴシしちゃって下さい。
ラップを切って、クシャクシャにまとめたものでも、OKです。
プラスチックや陶磁器など、接着面がツルツルした材質のとき、有効です。
③ペタペタ
シール跡のベタベタ(beta beta)を、セロハンテープで、ペタペタ(peta peta)しちゃって下さい。
ガムテープでも、OKです。
☆おすすめ
私は、
- とりあえず、剥がしてみて、
- 失敗したら、アルコールタイプのウェットティッシュで、シール跡をキレイにします。
シール跡のベタベタが、完全になくなります。
除菌もできて、おすすめです。
以上、シールの剥がし方でした。
おしまい
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