酸っぱいみかんを甘くする方法 ~蜜柑!みかん!ミカン!~

箱みかん

酸っぱいみかんを甘くする方法を、RPG風に、まとめてみました。

みかんの楽園 みかんパラダイス

「ここは みかんの園…
みかんの楽園 みかんパラダイスだ!」

みかんの木

「みかんが たくさん なっている…
ひとつだけ…
くるくるまわして もぎとってみますか?」

酸っぱいみかん

「みかんが あらわれた!」

みかんを甘くする方法は、

  • 揉む
  • 叩く
  • 潰す
  • 落とす
  • 転がす
  • 投げる
  • 叩きつける
  • お手玉
  • キャッチボール
  • 焼く
  • お湯に浸ける
  • みかんの皮に切れ目を入れて、電子レンジで加熱する

など、いろいろありますが、

これら方法で、どうして、みかんが甘くなるのでしょうか?

みかんをもむ

「とおるの こうげき!
とおるは みかんを もんだ!
みかんに 2のダメージ!」

…答えは、
みかんに、ダメージを与えると、
みかんは、酸味成分である「クエン酸」(citric acid)を、キズの修復にあてて、消費します。

みかんがクエン酸を使ってキズを治す

「みかんは クエンさんを つかった!
みかんのきずが かいふくした!」

その結果、
酸味が弱くなる、甘みが強くなる、みかんが甘くなる、
なんてことが起こってしまうのです。

みかんの酸っぱさが下がった

「みかんのすっぱさが 2さがった!」

「甘くなる」というよりも、
「酸味がなくなることで、甘く感じる」と言ったほうが、いいのかもしれません(笑)

袋みかん

また、クエン酸は、みかんが呼吸をするときに、エネルギーとして消費されます。

太陽の光に当てると、みかんの呼吸が激しくなり、クエン酸も多く消費されます。

みかんを、
①プツプツ穴をあけたビニール袋に入れて、口を縛り、
②日光に、2、3日あて、
③冷蔵庫で冷やす。

①②は、みかんを熟成させるために、よく農家の方が行っている方法です。

①プツプツ穴をあけるのは、みかんの呼吸を遮らないためで、
口を縛るのは、そうしないと、みかんの外観が少し皺っぽくなってしまうからです。

③冷蔵庫で冷やすのは、みかんの甘みを感じやすくするためです。

みかんの甘味成分である「果糖」(かとう、fruit sugar|フルクトース、fructose)は、天然に存在する糖の中では、最も甘く、
「ショ糖」(砂糖|スクロース、sucrose)の1.73倍、甘いとされています。

ところが、「果糖」の甘さは、温度によって、大きく左右され、
高温では、「ショ糖」の60%の甘みしかなく、
40℃以下でないと、「ショ糖」よりも甘くなりません。

「果糖」を含む果物は、冷やすと甘味が強くなるのです。

みかんの酸っぱさが下がった

「みかんは クエンさんを つかった!
みかんのすっぱさが 1さがった!」

いずれにしても、ダメージを受けたみかんは、腐りやすくなるので、
早く、食べてしまいましょう!

甘いみかんを食べられた

「またきちが あらわれた!
またきちは みかんを たべた!
またきちのかっこよさが 1あがった!
とおるは みかんの皮を てにいれた!」

最後に、おまけになりますが、
みかんの皮を、電子レンジに入れて、チンすると、
電子レンジのにおいが消えるので、おすすめです。

みかんの皮を使うと電子レンジのニオイが消えるゾ

「とおるは みかんの皮を つかった!
電子レンジのにおいが きえた!」

以上、酸っぱいみかんを甘くする方法でした。

おしまい

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